“内壁”の読み方と例文
読み方割合
ないへき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうも、感心できませんや、砒素ひその入っている合成酒ごうせいしゅはねえ。口あたりはいいが、むと胃袋の内壁ないへき銀鏡ぎんきょうで出来て、いつまでももたれていけません」
子房しぼうがまだ若いときは(左側中央の図)、その各室内にまだ毛は生じていないが、花が終わって後子房しぼうが日増しに大きくなるにつれ、漸次ざんじにその外方の内壁ないへきから毛が生じ始める。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
三の散佚さんいつはあろうが、言うまでもなく、堂の内壁ないへきにめぐらしたやつの棚に満ちて、二代基衡もとひらのこの一切経いっさいきょう、一代清衡きよひら金銀泥一行きんぎんでいいちぎょうまぜがきの一切経、ならび判官贔屓ほうがんびいきの第一人者、三代秀衡ひでひら老雄の奉納した
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)