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八雲
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やくも
ふりがな文庫
“
八雲
(
やくも
)” の例文
老人連、
全然
(
すっかり
)
惚
(
ほ
)
れ込んでしまった。
一
(
いつ
)
にも大河、二にも大河。公立
八雲
(
やくも
)
小学校の事は大河でなければ
竹箒
(
たけぼうき
)
一本買うことも
決定
(
きめ
)
るわけにゆかぬ次第。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
甲州勢のなかへ駈け入って戦死した東郷五郎左衛門直広のわすれがたみ——母もなく今はただ独りでこの広い屋敷に取り残されている
八雲
(
やくも
)
なのである。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其時ポンチ画の男は、
死
(
し
)
んだ小泉
八雲
(
やくも
)
先生は教員控室へ這入るのが嫌で講義が済むといつでも此
周囲
(
まはり
)
をぐる/\
廻
(
まは
)
つてあるいたんだと、
恰
(
あたか
)
も小泉先生に教はつた様な事を云つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
八雲
(
やくも
)
さす
出雲
(
いづも
)
の
子等
(
こら
)
が
黒髪
(
くろかみ
)
は
吉野
(
よしぬ
)
の
川
(
かは
)
の
奥
(
おき
)
になづさふ 〔巻三・四三〇〕 柿本人麿
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
明治十一年
八雲
(
やくも
)
を拓いた旧名古屋藩士、十三年ヨイチ郡大江村を拓いた旧山口藩士、十四年イシカリ郡トウベツ村に入った佐賀藩士、福岡藩士、十六年イワナイ郡前田村を拓いた金沢藩士、以下等々。
望郷:――北海道初行脚――
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
▼ もっと見る
くはれもす
八雲
(
やくも
)
旧居の秋の蚊に
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
八雲
(
やくも
)
棚引く
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
“八雲”の解説
八雲(やくも)は、八重に(幾重にも)重なり合った雲である。
日本神話においてスサノオが詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」が日本初の和歌とされることから、和歌の別名ともされる。
また、上記の歌に因んで「八雲立つ」・「八雲さす」は出雲にかかる枕詞となっており、八雲は出雲国を象徴する言葉となっている。
(出典:Wikipedia)
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“八雲”で始まる語句
八雲琴
八雲御抄
八雲箏
八雲塗
八雲立