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八裂
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やつざき
ふりがな文庫
“
八裂
(
やつざき
)” の例文
さあ、
八裂
(
やつざき
)
にしろ、俺は辞せん。——牛に乗せて夜叉ヶ池に連れて
行
(
ゆ
)
け。
犠牲
(
にえ
)
によって、降らせる雨なら、俺が竜神に談判してやる。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其の方のような悪人は年を
老
(
と
)
っても
人指
(
ひとさしゆび
)
と
拇指
(
おやゆび
)
で
捻
(
ひね
)
り殺すぐらいの事は心得て
居
(
お
)
る、さアそれとも言訳があるか、忠義に
凝
(
こ
)
った若者らは不忠不義の大罪人
八裂
(
やつざき
)
にしても
飽足
(
あきた
)
らんと
憤
(
いきどお
)
ったのを
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……その犯人を突止めて
八裂
(
やつざき
)
にでもしなければ、浮かばれない人間がイクラでもいるじゃないですか。八代子だって、モヨ子だって、又あの呉一郎だって……僕も
連累
(
まきぞえ
)
を喰っているんなら僕もです。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
三陣の兵も
八裂
(
やつざき
)
の
憂
(
う
)
き
目
(
め
)
に会うこと
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五体は粉に砕けようと、
八裂
(
やつざき
)
にされようと、恋しい人を血に染めて、燃えあこがるる魂は、
幽
(
かすか
)
な蛍の光となっても、剣ヶ峰へ飛ばいでおこうか。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
裂
常用漢字
中学
部首:⾐
12画
“八”で始まる語句
八
八幡
八百屋
八釜
八歳
八重
八卦
八百万
八丁堀
八代