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入神中
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にゅうしんちゅう
ふりがな文庫
“
入神中
(
にゅうしんちゅう
)” の例文
本篇
(
ほんぺん
)
を
集成
(
しゅうせい
)
したるものは
私
(
わたくし
)
でありますが、
私自身
(
わたくしじしん
)
をその
著者
(
ちょしゃ
)
というのは
当
(
あた
)
らない。
私
(
わたくし
)
はただ
入神中
(
にゅうしんちゅう
)
のT
女
(
じょ
)
の
口
(
くち
)
から
発
(
はっ
)
せらるる
言葉
(
ことば
)
を
側
(
はた
)
で
筆録
(
ひつろく
)
し、そして
後
(
あと
)
で
整理
(
せいり
)
したというに
過
(
す
)
ぎません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
入神中
(
にゅうしんちゅう
)
のT
女
(
じょ
)
の
意識
(
いしき
)
は
奥
(
おく
)
の
方
(
ほう
)
に
微
(
かす
)
かに
残
(
のこ
)
ってはいるが、それは
全然
(
ぜんぜん
)
受身
(
うけみ
)
の
状態
(
じょうたい
)
に
置
(
お
)
かれ、そして
彼女
(
かのじょ
)
とは
全然
(
ぜんぜん
)
別個
(
べっこ
)
の
存在
(
そんざい
)
——
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
と
名告
(
なの
)
る
他
(
た
)
の
人格
(
じんかく
)
が
彼女
(
かのじょ
)
の
体躯
(
たいく
)
を
司配
(
しはい
)
して、
任意
(
にんい
)
に
口
(
くち
)
を
動
(
うご
)
かし
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“入神”で始まる語句
入神
入神状態