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兜形
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かぶとがた
ふりがな文庫
“
兜形
(
かぶとがた
)” の例文
黒革に白革の横筋を入れ、
兜形
(
かぶとがた
)
の八幡座に、
眉庇
(
まびさし
)
は
猩々緋
(
しょうじょうひ
)
、吹き返しは
白羅紗
(
しろらしゃ
)
、
縮緬
(
ちりめん
)
の忍び緒を
頤
(
あぎと
)
深
(
ふか
)
く結んでいた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脚
(
あし
)
は太く、折から一員の騎兵の通り合せ候が、
兜形
(
かぶとがた
)
の軍帽の
頂
(
いただき
)
より、
爪
(
つめ
)
の裏まで、全体唯その
前脚
(
まえあし
)
の
後
(
うしろ
)
にかくれて、
纔
(
わずか
)
に
駒
(
こま
)
の尾のさきのみ、
此方
(
こなた
)
より見え申し候。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぶるぶると震動したかとおもわれて、振りかえると、
兜形
(
かぶとがた
)
をした焼岳の頭から、白い黄な臭そうな硫烟が、
紫陽花
(
あじさい
)
のような渦を巻いて、のろしとなって天に突っ立っている。
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
避雷針のようなものの付いた
兜形
(
かぶとがた
)
の帽子を着た巡査が、隊の両側を護衛している。
夢
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
兜
漢検準1級
部首:⼉
11画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“兜”で始まる語句
兜
兜巾
兜町
兜首
兜率天
兜帽
兜率天宮
兜屋
兜兒
兜虫