“かぶとがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兜形80.0%
甲形20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶるぶると震動したかとおもわれて、振りかえると、兜形かぶとがたをした焼岳の頭から、白い黄な臭そうな硫烟が、紫陽花あじさいのような渦を巻いて、のろしとなって天に突っ立っている。
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
避雷針のようなものの付いた兜形かぶとがたの帽子を着た巡査が、隊の両側を護衛している。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
血塔と名をつけたのも無理はない。アーチの下に交番のような箱があって、そのかたわらに甲形かぶとがたの帽子をつけた兵隊が銃を突いて立っている。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)