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光陰
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こういん
ふりがな文庫
“
光陰
(
こういん
)” の例文
要するに、予の
半生
(
はんせい
)
将死
(
しょうし
)
の気力を
蘇
(
そ
)
し、やや
快
(
こころよ
)
くその
光陰
(
こういん
)
を送り、今なお
残喘
(
ざんぜん
)
を
延
(
の
)
べ得たるは、
真
(
しん
)
に先生の
賜
(
たまもの
)
というべし。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
維新
(
いしん
)
の頃より今日に至るまで、諸藩の有様は現に
今人
(
こんじん
)
の
目撃
(
もくげき
)
するところにして、これを
記
(
しる
)
すはほとんど
無益
(
むえき
)
なるに
似
(
に
)
たれども、
光陰
(
こういん
)
矢のごとく、今より五十年を過ぎ
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「そう先を考えたら何もかも
儚
(
はかな
)
くなる。予は人生の七十年、或いは八十年、
人寿
(
じんじゅ
)
の
光陰
(
こういん
)
を最大の長さに考えたい。——仏者は、短し短しといい、空間の一瞬というが」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
チベットは
厳重
(
げんじゅう
)
に鎖国主義を実行して居る国で、有力なる西洋人が沢山の金を費やし多くの
光陰
(
こういん
)
を費やし種々の準備を
調
(
ととの
)
えて行ってすらも今日失敗に帰して居る者が多い中に
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
已
(
や
)
むなく前言を取り消して、永く
膝下
(
しっか
)
にあるべき
旨
(
むね
)
を答えしものから、七年の苦学を無にして
田夫野人
(
でんぷやじん
)
と共に
耒鋤
(
らいじょ
)
を
執
(
と
)
り、貴重の
光陰
(
こういん
)
を
徒費
(
とひ
)
せんこと、
如何
(
いか
)
にしても口惜しく、また妾の将来とても
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“光陰”の意味
《名詞》
光 陰(こういん)
月日。年月。時間。
(出典:Wiktionary)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“光陰”で始まる語句
光陰如矢