さが)” の例文
いふ心夢しんむとはつね平生へいぜいこゝろに思ふ事を見るをいふなりこの時奧方おくがたの見給ふは靈夢れいむにして天下の主將しゆしやうなるべきさが後々のち/\思ひしられたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
案内者は峠の小舎こやにたしかに泊れるといい、M君もとまってよさそうだったが、見わたす空に明日のよきさがしめすものは、露ないので、私はかえる方がよいと言い出した。
雪の武石峠 (新字新仮名) / 別所梅之助(著)
眉目まみぞこはさがしく日曇ひなぐも
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)