“京兆尹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいちょういん66.7%
けいちょうのいん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といってほんとうのことはいわなかった。それから間もなく王侍御は京兆尹けいちょういんに抜擢せられた。年はもう五十あまりになっていた。王はいつも孫のないのをうれえていた。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そこで人をやって縛って京兆尹けいちょういんに渡した。京兆尹は獄卒に命じて杖でたたいて殺さした。付近の人びとは皆勢いに畏れて上等の産物を献上した。それから曾は非常に富裕になった。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
貝原益軒は、猫は至って不仁の獣なるも他の猫の孤児を乳養するは天性の一長と称讃したが(『大和本草』一六)、『後周書』に、陸逞京兆尹けいちょうのいんたりし時都界の豕数子を生み、旬を経て死す。