“京兆”の読み方と例文
読み方割合
けいちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他犬が仙人に従って上天した例多く、韋善俊は唐の武后の時京兆けいちょうの人なり。長斎して道法を奉ず、かつて黒犬を携え烏竜と名づく、世いて薬王とすという。
京兆けいちょういん温璋おんしょうは衙卒の訴にもとづいて魚玄機を逮捕させた。玄機はごう弁疏べんそすることなくして罪に服した。楽人陳某は鞠問きくもんを受けたが、情を知らざるものとしてゆるされた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
張既ちょうきあざな徳容とくようという者がいます。高陵の生れです。これを京兆けいちょういんにお用い下さい。張既と力を協せて、必ず、丞相をして二度と西涼のゆうをなからしめてみせます」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)