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京兆
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けいちょう
ふりがな文庫
“
京兆
(
けいちょう
)” の例文
その他犬が仙人に従って上天した例多く、韋善俊は唐の武后の時
京兆
(
けいちょう
)
の人なり。長斎して道法を奉ず、かつて黒犬を携え烏竜と名づく、世
謂
(
い
)
いて薬王と
為
(
な
)
すという。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
京兆
(
けいちょう
)
の
尹
(
いん
)
温璋
(
おんしょう
)
は衙卒の訴に
本
(
もと
)
づいて魚玄機を逮捕させた。玄機は
毫
(
ごう
)
も
弁疏
(
べんそ
)
することなくして罪に服した。楽人陳某は
鞠問
(
きくもん
)
を受けたが、情を知らざるものとして
釈
(
ゆる
)
された。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
張既
(
ちょうき
)
、
字
(
あざな
)
を
徳容
(
とくよう
)
という者がいます。高陵の生れです。これを
京兆
(
けいちょう
)
の
尹
(
いん
)
にお用い下さい。張既と力を協せて、必ず、丞相をして二度と西涼の
憂
(
ゆう
)
をなからしめてみせます」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蛇
(
へび
)
をたずさえて酒家にあつまる者もあれば、
羊脾
(
ようひ
)
をとって人を撃つ者もあるので、
京兆
(
けいちょう
)
(京師の地方長官)をつとめる
薛公
(
せつこう
)
が
上
(
かみ
)
に申し立ててかれらを処分することとなり
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
もと
京兆
(
けいちょう
)
府の司法部に勤めていたが、
公事
(
くじ
)
訴訟には、いつも人民の声を正しくきいて、少しも、よこしまないところから、逆に上司の奉行や腐敗役人からツマはじきされ
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
京
常用漢字
小2
部首:⼇
8画
兆
常用漢字
小4
部首:⼉
6画
“京兆”で始まる語句
京兆尹
京兆眉憮
京兆府