“兆殿司”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうでんす83.3%
てうでんす16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
能楽という演技そのものが、その発祥を格式をたっとぶ社寺のうちに持ち、謡曲のうしろには五山の碩学せきがくが厳として控えて居り、啓書記、兆殿司ちょうでんす、斗南
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
青丹あおによし、奈良の都に遊んだこともなく、聖徳太子を知らず、法然ほうねん親鸞しんらんとを知らず、はたまた雪舟も、周文も、兆殿司ちょうでんすをも知らなかった十九世紀の英吉利イギリス生れの偉人は、僅かに柳川一蝶斎の手品と
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
わたり一尺八寸七分きよ厚二寸許緑衣生ぜり。此日寺中書画を曝す日にて蔵画を見たり。大横幅著色寿老人一くわい寺僧兆殿司てうでんすゑがくところなりといへども新様にして疑ふべし。しかれども図式は頗奇異なり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)