)” の例文
乙の類 延、要、曳、叡、江、吉、枝、兄、柄(これは「」「」「」「フエ」「ヌエ」「吉野エシヌ」「キエ」「タエ」「コエ」等に用いられる)
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
これは、海岸の斎用水ユカハに棚かけわたして、神服カムハタ織るたなばたつめ・オトたなばたつめの生活を、ややこまやかに物語っている。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
此は、海岸の斎用水ユカハに棚かけ亘して、神服カムハタ織るたなばたつめ・オトたなばたつめの生活を、やや細やかに物語つて居る。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
」「」「」「フエ」「越え」「見え」「栄え」「え」等の「え」には延曳叡要など(乙)類の文字を用いて(甲)類の文字を用いることなく、その間の区別が厳重である。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
日本紀に、淡路島をとして、大八島を産まれた、と明らかに書いてある。長兄・長女をと言うた。其で此処も、淡路島を最初に産んだ、と解釈してゐる。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それから又同じ景行天皇が美濃の国の姫・オト姫、其姫を手に入れようとせられたが、兄姫は弟姫を自分の代りとして召されるやうにと言うて、弟姫をさし上げた。
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)