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兄様
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にいさま
ふりがな文庫
“
兄様
(
にいさま
)” の例文
旧字:
兄樣
『
帆坂峠
(
ほさかとうげ
)
と
鷹取越
(
たかとりごえ
)
の方に、姫路や岡山や高松や、諸国の兵が、たくさんに
押
(
お
)
し
襲
(
よ
)
せて来たというから、
兄様
(
にいさま
)
と一緒に見に行って来たの』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又彼等の或ものはお
兄様
(
にいさま
)
と僕を呼びたかつたかも知れない。が、彼女の遠慮深さは百円の金を返せと言ふ内容証明の手紙を書かせたのである。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは私が悪う御座りました、私が悪いに相違ござんせぬけれど、それは
兄様
(
にいさま
)
が、兄が、ああ誰れにも
済
(
すみ
)
ませぬ、私が悪う御座りました
免
(
ゆる
)
して免してと胸を抱いて苦しさうに身を
悶
(
もだ
)
ゆれば
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
届かぬ所は
何
(
ど
)
のようにもお指図に従い、斯うしろと仰せがあれば其の仰せに従いまするので、手前も親も兄弟もなし、殊には貴方のお妹御を申し受ければ、貴方のような
兄様
(
にいさま
)
を設けるので
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
はま子さんも
兄様
(
にいさま
)
とおっしゃっていらっしゃいますヨ。
藪の鶯
(新字新仮名)
/
三宅花圃
(著)
▼ もっと見る
「
兄様
(
にいさま
)
の
仇
(
かたき
)
をたずねておいでだそうでございます」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
兄様
(
にいさま
)
」と障子越しにお清が声をかけた。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「お
兄様
(
にいさま
)
は、どちらにお
出
(
で
)
かけなされた」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“兄”で始まる語句
兄
兄哥
兄弟
兄妹
兄者人
兄貴
兄者
兄公殿
兄君
兄樣