伊豫いよ)” の例文
新字:伊予
かくてそのカルの太子を伊豫いよの國の温泉に流しました。その流されようとする時に歌われた歌は
御助け下されし事まことに有難く此御恩生々世々忘れ申まじ私しは讃州さんしう丸龜在まるがめざい高野村かうやむらの百姓半左衞門の次男半四郎と申者に候が親類しんるゐよりたのまれし急用にて伊豫いよの松山迄參る途中先刻松の尾と申宿にて夜食のをりから雲助ども理不盡に酒代を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かように言い終つて結婚をなさつて御子の淡路あわじのホノサワケの島をお生みになりました。次に伊豫いよ二名ふたなの島(四國)をおみになりました。この島は一つにかおが四つあります。
かくのりたまひ竟へて、御合みあひまして、みこ淡道あはぢ狹別さわけの島一三を生みたまひき。次に伊豫いよ二名ふたなの島一四を生みたまひき。この島は身一つにしておも四つあり。面ごとに名あり。
その顏ごとに名があります。伊豫いよの國をエひめといい、讚岐さぬきの國をイヒヨリひこといい、阿波あわの國をオホケツ姫といい、土佐とさの國をタケヨリワケといいます。次に隱岐おき三子みつごの島をお生みなさいました。