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代官
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だいかん
ふりがな文庫
“
代官
(
だいかん
)” の例文
家康
(
いえやす
)
の
家来
(
けらい
)
大久保長安
(
おおくぼながやす
)
、あれはいま
甲府
(
こうふ
)
の民を苦しめている悪い
代官
(
だいかん
)
、その
手勢
(
てぜい
)
とたたかうことは、父や
兄妹
(
きょうだい
)
の
仇
(
あだ
)
に向かうもおなじことです
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
代官
(
だいかん
)
は天主のおん教は勿論、
釈迦
(
しゃか
)
の教も知らなかったから、なぜ彼等が
剛情
(
ごうじょう
)
を張るのかさっぱり理解が出来なかった。時には三人が三人とも、気違いではないかと思う事もあった。
おぎん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
母屋から渡り廊下のついている離れに
起臥
(
おきふし
)
していたが、そこから家内中に号令していた。お山の大将のようなものであった。祖母などはかげでは祖父のことを「うちの
代官
(
だいかん
)
さま」と云っていた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
甲府
(
こうふ
)
の
代官
(
だいかん
)
大久保石見守
(
おおくぼいわみのかみ
)
が、手をまわして
入
(
い
)
れておいた
裏切
(
うらぎ
)
り者はすべてで十二人、
彼女
(
かのじょ
)
の走りだすさき、さけるさきに、
槍
(
やり
)
を取って立ちふさがる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、
勝頼
(
かつより
)
が
敗
(
やぶ
)
れたのちは、その
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
館
(
たち
)
も、
織田
(
おだ
)
の
代官
(
だいかん
)
の
居邸
(
きょてい
)
となり、さらにそののち
火事泥的
(
かじどろてき
)
に
甲府
(
こうふ
)
へ兵をだしてかすめとった
小田原
(
おだわら
)
の
北条氏直
(
ほうじょううじなお
)
が
持主
(
もちぬし
)
にかわった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“代官”の意味
《名詞》
代官(だいかん)
主君に代わって職務を行う者。
江戸幕府、大名が直轄地の一部について、職務を代行させた者。
(出典:Wiktionary)
“代官”の解説
代官(だいかん)とは、君主ないし領主に代わって任地の事務を司る者又はその地位をいう。日本では、武家政権における役職の1つとなった。
(出典:Wikipedia)
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
“代官”で始まる語句
代官町
代官所
代官原
代官支配
代官陣屋