仏者ぶっしゃ)” の例文
私がその時老成人ろうせいじんであるかまた仏者ぶっしゃであったら、人道世教せきょうめに如何どうとか、又は平等を愛して差別を排するとか何とかう説もあろうが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先刻せんこくそなたは三かわや、閻魔様えんまさまことかんがえていたらしいが、あれは仏者ぶっしゃ方便ほうべんである。うそでもないがまた事実じじつでもない。
眼に見えぬ何かに人は皆うごかされていると説く仏者ぶっしゃの言もあながちわらうべきではない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)