“ぶっしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏者60.0%
仏舎40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼に見えぬ何かに人は皆うごかされていると説く仏者ぶっしゃの言もあながちわらうべきではない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古来、入道清盛にゅうどうきよもりをはじめ、幾多の例をみても、仏舎ぶっしゃ霊閣れいかく業火ごうかとして、僧徒を殺戮さつりくした者に、よい終りをとげた者はありません
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし伝教でんぎょう以来の宝塔仏舎ぶっしゃ灰燼かいじんとされ、万を数える師弟骨肉を殺戮さつりくされた衆徒や有縁うえんの者どもが、何で、まだ生々しい当年のうらみを、心から忘れておりましょうか
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)