“人訪(ひとゝ)” の例文
明(あ)くれは日曜(にちえう)、終日(ひねもす)寢(ね)て居(い)ても咎(とが)むる人(ひと)は無(な)し、枕(まくら)を相手(あひて)に芋虫(いもむし)を眞似(まね)びて、表(おもて)の格子(こうし)には錠(でう)をおろしたまゝ、人訪(ひとゝ)へとも音(おと)もせず、いたづらに午後(ごゝ)四時(じ)といふ頃(ころ)に成(なり)ぬれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)