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人世觀
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じんせいくわん
ふりがな文庫
“
人世觀
(
じんせいくわん
)” の例文
新字:
人世観
さうして
其
(
その
)
人世觀
(
じんせいくわん
)
は
口
(
くち
)
で
述
(
の
)
べるもの、
頭
(
あたま
)
で
聞
(
き
)
くものでは
駄目
(
だめ
)
であつた。
心
(
こゝろ
)
の
實質
(
じつしつ
)
が
太
(
ふと
)
くなるものでなくては
駄目
(
だめ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其時
(
そのとき
)
の
彼
(
かれ
)
は
他
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へる
餘裕
(
よゆう
)
を
失
(
うしな
)
つて、
悉
(
こと/″\
)
く
自己
(
じこ
)
本位
(
ほんゐ
)
になつてゐた。
今迄
(
いままで
)
は
忍耐
(
にんたい
)
で
世
(
よ
)
を
渡
(
わた
)
つて
來
(
き
)
た。
是
(
これ
)
からは
積極的
(
せききよくてき
)
に
人世觀
(
じんせいくわん
)
を
作
(
つく
)
り
易
(
か
)
へなければならなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
觀
部首:⾒
24画
“人世”で始まる語句
人世
人世上
人世観
人世問題