“井中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちゆう50.0%
せいちゅう25.0%
ゐちゆう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
●さてその火をるに、一ツの浅き井を作りたるその井中いちゆうより火のもゆる事常の湯屋の火よりもさかんなり。上にかまあり一間四方の湯槽ゆぶねあり、ほそかけひありてうしろの山の清水を引き湯槽ゆぶねにおとす。
腕押しと学問とは道同じからずして相ともに謀るべからざるようなれども、世界の土地は広く、人間の交際は繁多にして、三、五尾ふな井中せいちゅうに日月を消するとは少しく趣を異にするものなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
友人いうじん嘿斎翁ぼくさいをういはく、(堀の内の人、宮治兵衛)花水祝ひといふ事は淡路宮あはぢのみや瑞井みづゐ井中ゐちゆう多遅花たちばなおちたるさちありし事の日本紀に見えたるに濫觴らんしやうして、花水のがうこゝに起立おこれるにやといはれき。