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五百
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いほ
ふりがな文庫
“
五百
(
いほ
)” の例文
此事は独り松田氏が聞き伝へてゐるのみではなく、渋江保さんの如きも母
五百
(
いほ
)
に聞いて知つてゐる。しかしその
何
(
いづ
)
れの年にあつたかを
詳
(
つまびらか
)
にしない。或は蘭軒歿後の事だとも云ふ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その屋根を天に
準
(
たと
)
えることは、新家屋を
寿
(
ことほ
)
ぐのが主な動機だから自然にそうなるので、また、万葉巻十九(四二七四)の
新甞会
(
にいなめえ
)
の歌の「
天
(
あめ
)
にはも
五百
(
いほ
)
つ綱はふ
万代
(
よろづよ
)
に国知らさむと五百つ綱
延
(
は
)
ふ」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
五百
(
いほ
)
あまり華の
慶
(
よろこび
)
積
(
つ
)
みましてなほかがやかしみ園は久に
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日
(
ひ
)
なみに
五百
(
いほ
)
の
眼
(
め
)
をはらみ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
渋江保さんは母山内氏
五百
(
いほ
)
の語るを聞いた。榛軒は午餐若しくは晩餐のために抽斎の家に立ち寄ることがあつた。さう云ふ時には未だ五百の姿を見ざるに、早く
大声
(
たいせい
)
に呼ぶを例とした。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
俊の病は今これを
詳
(
つまびらか
)
にすることが出来ぬが、此冬
疾
(
やまひ
)
の
作
(
おこ
)
つた初に、俊は自ら起つべからざるを知つて、辞世の詩歌を草し、これを渋江抽斎の妻
五百
(
いほ
)
に
似
(
しめ
)
した。五百は歌を詠じて慰藉した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“五百”の意味
《数詞》
100の五倍。500。
数が多いこと。
(出典:Wiktionary)
“五百(500)”の解説
500(五百、ごひゃく、いお)は自然数、また整数において、499の次で501の前の数である。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
百
常用漢字
小1
部首:⽩
6画
“五百”で始まる語句
五百重
五百箇
五百津
五百枝
五百羅漢
五百木
五百里
五百槻
五百之進
五百小竹