“久吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひさよし60.0%
きゅうきち20.0%
ひさきち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、その次の方にかおをしておいでなさるのは、さきほど久吉ひさよしをなすった兄さんだね。湯のじんぎは水とやら……あそこが軽い。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
助手の久吉きゅうきちも、懶気ものうげに、さっきから、ひくひくと動く気圧計の、油じみた硝子管がらすかんを見詰めながら、咽喉のどを鳴らした。
鉄路 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
らうと云つたそのお幸の父も、お幸とお幸より三つ歳下とししたの長男の久吉ひさきちがまだ幼少な時に肺病にかかつて二年余りもわづらつて歿くなりました。
月夜 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)