不味相まづさう)” の例文
不味相まづさう容子ようすをしてはしるのは卯平うへいすべての場合ばあひつうじての状態じやうたいなので、おつぎのには格別かくべつ注意ちういおこさしむべき動機どうきひとつもとらへられなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「どうせらあ、佳味うめえつたつてさうだにほどでもふべぢやなし、かまやしねえが」卯平うへい皮肉ひにくらしい口調くてうでいつた。勘次かんじたゞだまつてむしや/\と不味相まづさうんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)