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不味相
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まづさう
ふりがな文庫
“
不味相
(
まづさう
)” の例文
不味相
(
まづさう
)
な
容子
(
ようす
)
をして
箸
(
はし
)
を
執
(
と
)
るのは
卯平
(
うへい
)
が
凡
(
すべ
)
ての
場合
(
ばあひ
)
を
通
(
つう
)
じての
状態
(
じやうたい
)
なので、おつぎの
目
(
め
)
には
格別
(
かくべつ
)
の
注意
(
ちうい
)
を
起
(
おこ
)
さしむべき
動機
(
どうき
)
が
一
(
ひと
)
つも
捉
(
とら
)
へられなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「どうせ
俺
(
お
)
らあ、
佳味
(
うめ
)
えつたつてさうだに
減
(
へ
)
る
程
(
ほど
)
でも
食
(
く
)
ふべぢやなし、
管
(
かま
)
やしねえが」
卯平
(
うへい
)
は
皮肉
(
ひにく
)
らしい
口調
(
くてう
)
でいつた。
勘次
(
かんじ
)
は
只
(
たゞ
)
默
(
だま
)
つてむしや/\と
不味相
(
まづさう
)
に
噛
(
か
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“不味”で始まる語句
不味