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下野国
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しもつけのくに
ふりがな文庫
“
下野国
(
しもつけのくに
)” の例文
旧字:
下野國
これをそばで聞いていた当年十七歳になる
下野国
(
しもつけのくに
)
の住人足利又太郎忠綱は、憤然として知盛の前に進むと断固たる口調で進言した。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
茲
(
こゝ
)
に
下野国
(
しもつけのくに
)
安蘇郡
(
あそごおり
)
飛駒村
(
とびこまむら
)
に吉田八右衞門という人が、後に多助の荷主に相成りますが、此の人が三十五歳になるまで江戸へ出た事がありませんのは
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
下野国
(
しもつけのくに
)
芳賀郡
(
はがごおり
)
の大内の
庄
(
しょう
)
とよぶ土地だった、そこの柳島に、一粒の念仏の
胚子
(
たね
)
がこぼれたのは、二、三年前だった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
露という
硯
(
すずり
)
も将来したが竹生島へ納むとあり、太刀は勢州赤堀の家にあり、
避来矢
(
ひらいし
)
の鎧は
下野国
(
しもつけのくに
)
佐野の家にあり、童は思う事を
叶
(
かな
)
えて久しく仕えしが、後に
強
(
きつ
)
う怒られて
失
(
う
)
せしとかや
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
霞亭と凹巷とが江戸を離れて
下野国
(
しもつけのくに
)
に入り、路を転じて東に向つたとき、十月の風が客衣を飜した。「下毛路向東。十月朔風吹。」その東に向つたのは、宇都宮附近よりしたことであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
下野国
(
しもつけのくに
)
那須の下蛭田村に助八という者あり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
九条家の者から聞いたのだが——
下野国
(
しもつけのくに
)
安蘇郡
(
あそごおり
)
田沼の土豪で、
俵藤太秀郷
(
たわらのとうだひでさと
)
というのが、なんでも、下野ノ牧の馬やら、たくさんな土産物をもって、お礼に上ってくるとかいうはなしだ……。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この小説は
五百
(
いお
)
が来り嫁した頃には、まだ渋江の家にあって、五百は
数遍
(
すへん
)
読過したそうである。或時それを
筑山左衛門
(
ちくさんさえもん
)
というものが借りて往った。筑山は
下野国
(
しもつけのくに
)
足利
(
あしかが
)
の名主だということであった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“下野国”の意味
《固有名詞》
下 野 国(しもつけのくに)
日本の旧国(令制国)のひとつ。現在の栃木県にあたる。
(出典:Wiktionary)
“下野国”の解説
下野国(しもつけのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に属し、現在の栃木県にあたる。
(出典:Wikipedia)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“下野国”で始まる語句
下野国大平山