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三股
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みつまた
ふりがな文庫
“
三股
(
みつまた
)” の例文
その多多利というのは椯とも線柱とも書いて、糸を巻くために用いる
三股
(
みつまた
)
の
挊
(
かせ
)
のごとき物だと言えば、何かこれらの金属品を通じて、同じタタラの称を下すべき仔細があったのかも知れぬ。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
文子は綱宗が高尾を身受して舟に載せて出て、
三股
(
みつまた
)
で斬つたと云ふ俗説を
反駁
(
はんぱく
)
する
積
(
つもり
)
で、高尾が仙台へ連れて行かれて、子孫を
彼地
(
かのち
)
に残したと書いたのだが、それは誤を以て誤に代へたのである。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その
間
(
ま
)
もあらず一同を載せた屋根船は殊更に流れの強い河口の
潮
(
うしお
)
に送られて、
夕靄
(
ゆうもや
)
の
中
(
うち
)
に
横
(
よこたわ
)
る
永代橋
(
えいたいばし
)
を
潜
(
くぐ
)
るが早いか、
三股
(
みつまた
)
は
高尾稲荷
(
たかおいなり
)
の鳥居を
彼方
(
かなた
)
に見捨て、
暁方
(
あかつきがた
)
の雲の帯なくかなかずの
時鳥
(
ほととぎす
)
と
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
志す人があって、この川ぞいの
三股
(
みつまた
)
へ、石地蔵が建つというわいの。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
海の
主
(
ぬし
)
の神様の
三股
(
みつまた
)
をちょいと取るかと思うと
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
三股
(
みつまた
)
の岸近くには(第四図)
白魚船
(
しらうおぶね
)
四
(
よ
)
ツ
手
(
で
)
網
(
あみ
)
をひろげたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
三股
(
みつまた
)
の杖を鍛ひしはわれ等なり。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“三股”で始まる語句
三股半
三股追分