“一郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちぐん50.0%
ひとこおり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなはちその直徑ちよつけい東西とうざい四里より南北なんぼく五里ごりおよび、こゝに阿蘇あそ一郡いちぐん四萬しまんひとまつてゐる。たゞ噴火ふんかはこの火口かこう全體ぜんたいからおこつたのではなく、周圍しゆうい土地とち陷沒かんぼつによつてひろがつたものだといふ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
煙管きせる真鍮しんちゅうまで承って、裁縫たちぬいの指ぬきの、いまも名誉の毛彫のたがねが、針たての穴をたたいていなすったって処だって言いますもの、職人に取っては、城一つ、国一郡ひとこおり、知行されたほどの、その嬉しさ。