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一簇
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ひとむれ
ふりがな文庫
“
一簇
(
ひとむれ
)” の例文
見ると、城市の門まで、道は塵もとめず掃き清められ、たちまち、彼方から
錦幡
(
きんばん
)
五色旗をひるがえして、
一簇
(
ひとむれ
)
の人馬がすすんで来る。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
萌黄
(
もえぎ
)
に敷いた畳の上に、
一簇
(
ひとむれ
)
の菫が咲き競ったようになって、
朦朧
(
もうろう
)
とした花環の中に、
就中
(
なかんずく
)
輪
(
りん
)
の大きい、目に立つ花の花片が、ひらひらと動くや否や、
立処
(
たちどころ
)
に羽にかわって、蝶々に化けて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
海鳥
(
かいてう
)
の
一簇
(
ひとむれ
)
が
物珍
(
ものめづ
)
らし
相
(
さう
)
に
其
(
その
)
周圍
(
めぐり
)
を
飛廻
(
とびまわ
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかしまた、一里も行くと、
一簇
(
ひとむれ
)
の軍勢が
奔突
(
ほんとつ
)
して
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
簇
漢検1級
部首:⽵
17画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥