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一寸
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ちょと
ふりがな文庫
“
一寸
(
ちょと
)” の例文
その側面には複雑な
襞
(
ひだ
)
のある毛織物で、巧みに錯覚を起させるようなカムフラージュが施され、
一寸
(
ちょと
)
見たのでは少しも分らないように出来ていた。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
モシモシ
憚
(
はばか
)
りながら
一寸
(
ちょと
)
ものをお尋ね申しますと云うような口調に出掛けて、
相替
(
あいかわ
)
らず下らぬ問答を始め、私は大阪生れで又大阪にも久しく寄留して居たから
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一寸
(
ちょと
)
百
突
(
つい
)
て
渡
(
わた
)
いた
受取
(
うけと
)
った/\一つでは乳首
啣
(
くわ
)
えて二つでは乳首
離
(
はな
)
いて三つでは親の寝間を離れて四つにはより
糸
(
こ
)
より
初
(
そ
)
め
五
(
いつつ
)
では糸をとりそめ六つでころ
機織
(
はたおり
)
そめて——
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
春の波小さき石に
一寸
(
ちょと
)
躍
(
おど
)
り
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
所が
頓
(
とん
)
と
音
(
おと
)
づれが分らない、と云うのは私は榎本と
云
(
い
)
う男は
知
(
しっ
)
て居ることは知て居る、途中で
遇
(
あっ
)
て
一寸
(
ちょと
)
挨拶したぐらいな事はあるが、一緒に
相対
(
あいたい
)
して共に語り共に論ずると云うような深い交際はない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“一寸”の意味
《形容動詞》
一寸(ちょっと 別表記:鳥渡)
数量や程度がわずかであること。
《名詞》
一寸(いっすん)
一尺の十分の一。約3㎝。
ほんのわずかな物の例え。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
“一寸”で始まる語句
一寸法師
一寸々々
一寸見
一寸角
一寸試
一寸前後
一寸位
一寸遁
一寸刻
一寸前