“一子(せがれ)” の例文
も見ずして我家へ歸(かへ)り向ふの始末斯々(かう/\)と咄(はな)して汗(あせ)を拭(ぬぐ)ひけり夫婦は聞て先は安堵(あんど)此事一子(せがれ)に云ん物と思へど未だ暇に乏(とぼ)しく咄しもせねば和郎(そなた)まづ一子(せがれ)に篤(とく)と此由(よし)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
偖(さて)も管伴(ばんたう)忠兵衞は歸ると其儘今日の始末(しまつ)を落(おち)なく話したりけるに主個(あるじ)夫婦(ふうふ)はほゝ笑(ゑ)み容貌(きりやう)許(ばか)りか心操(こゝろばえ)も又其素生(すじやう)も勝(すぐれ)たる女で有らば言分なし追て𫥇人(なかうど)を立表向遣(つか)はすなれど善(ぜん)は急(いそ)げ且は一子(せがれ)にも安心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)