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䰗
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くじ
ふりがな文庫
“
䰗
(
くじ
)” の例文
舎監の赤い髭を憶出した。食堂の麦飯の
香
(
にほひ
)
を憶出した。よく
阿弥陀
(
あみだ
)
の
䰗
(
くじ
)
に当つて、買ひに行つた門前の菓子屋の婆さんの顔を憶出した。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「残っているものが少ないから当り
䰗
(
くじ
)
が多い
次第
(
わけ
)
さ。しかし我輩は死ぬのを恐れてこんなことを言うのじゃない」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
彼等
(
かれら
)
は
丁度
(
ちやうど
)
䰗
(
くじ
)
を
引
(
ひ
)
くやうに
屹度
(
きつと
)
一
(
ひと
)
つは
當
(
あた
)
る
筈
(
はず
)
のどつぺを
悉皆
(
みんな
)
が
心
(
こゝろ
)
あてに
掴
(
つか
)
んで
引
(
ひ
)
くのである。一
度
(
ど
)
毎
(
ごと
)
に
失望
(
しつばう
)
と
滿足
(
まんぞく
)
とが
悉皆
(
みんな
)
の
顏
(
かほ
)
にそれからそれと
移
(
うつ
)
つて
行
(
ゆ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
アーンチロコスの
䰗
(
くじ
)
にして、ユウメーロスのそれは次ぎ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
社長は
床
(
とこ
)
に懸けて見て、『
何方
(
どっち
)
をくれる?』と訊くから、『好い方を家に残したい』と私も今更惜しい。『それじゃ不公平だ。
䰗
(
くじ
)
にしよう』と、君、実にひどい男があったものじゃないか?
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
五人車臺に身を乘せて
䰗
(
くじ
)
を兜の中に入る。
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
かくして二人青銅の兜に
䰗
(
くじ
)
を投げ入れて
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
䰗
部首:⾾
21画
“䰗”を含む語句
䰗引
神䰗
貧乏䰗