“真最中”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞最中
読み方割合
まっさいちゅう93.3%
まつただなか6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十年位で若死わかじにを致したものと思って見ましたの。(画家頭を振る。)幸福の真最中まっさいちゅうに死んだのでございますわ。美しい死でございましょう。
三人が、この冬の真最中まっさいちゅうに、「筑後川上流探検」——彼らはそう呼んでいた——をはじめてから、すでに四日目である。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
嬢さまがたは庭に出て追羽子に余念なく、小僧どのはまだお使ひより帰らず、お針は二階にてしかもつんぼなれば子細なし、若旦那はと見ればお居間の炬燵に今ぞ夢の真最中まつただなか、拝みまする神さま仏さま
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)