“デウス”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:でうす
語句割合
天主62.5%
泥烏須12.5%
天帝12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天正十四年五月十九日 (羅馬ローマ天主デウス誕生以来一五八六年)西班牙エスパニア王フェリペ二世より梯状琴クラヴィ・チェムバロとともにこれをうく。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あの幻にどんな意味があるか、それは彼にはのみこめなかった。しかしあの幻を見せたものが、泥烏須デウスでない事だけは確かだった。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
三十分ののち、彼は南蛮寺なんばんじ内陣ないじんに、泥烏須デウスへ祈祷を捧げていた。そこにはただ円天井まるてんじょうから吊るされたランプがあるだけだった。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
殊に寛永年度のきびしい邪宗門狩じゃしゅうもんがりの法度はっとが天下にかれて以来日本の地には、表面、切支丹の宗徒まったく影を絶っているようでありましたが、事実は、柱に天帝デウスの像をかくして
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天帝デウス
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち「デウスのご大切」「キリシトのご大切」と称し、余は汝を愛す、というのを、余は汝を大切に思う、と訳したのである。
恋愛論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)