“てんしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天主54.5%
天守36.4%
奠酒9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのボェトン駅には郵便局もあれば天主てんしゅ教の会堂もありその会堂に付属した貧民学校もある。なかなか盛んな駅である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
されば、気高いと申しても、天人神女てんにんしんにょおもかげではのうて、姫路ひめじのお天守てんしゅはかまで燈台の下に何やら書をひもどく、それ露がしたたるように婀娜あでなと言うて、水道の水で洗い髪ではござらぬ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ミサでも唱えてるような調子で、奠酒てんしゅをささげ合い、聖杯を飲み干し、荘厳と滑稽こっけいとの交った様子だった。音楽は談話とさら音の間に打ち消されていた。