“アフリカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あふりか
語句割合
阿弗利加40.0%
亜弗利加40.0%
5.0%
亜非利加5.0%
亞弗利加3.3%
阿非利加3.3%
1.7%
南阿1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ見えてくるのは、あの荒涼たる阿弗利加アフリカ熱帯無人の境で、やや右俯伏せに倒れていた令嬢エミーラの無残なる屍体のみであった。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
スエズで望んで来た小亜細亜アジア亜弗利加アフリカの荒原、ポオト・セエドを離れてから初めて眺めた地中海の波、伊太利イタリーの南端——こう数えて見ると
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いまイギリス人は、わずかを働いて多くをとっている——その、余裕綽々しゃくしゃくぶりはなにに由来する⁈ インド、濠州オーストラリア、南アフリカ、カナダ——みな一、二世紀まえの探検の成果だ。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これに反して智恵の分量は古来今に至るまで次第に増加して、智識少なき時は文明の度低く、智識多き時は文明の度高し。亜非利加アフリカの土人に智識少なし、ゆえに未だ文明の域に至らず。
文明教育論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
君がためにはわれ亞弗利加アフリカの侯伯にそむきぬ。君がために恥を忘れ、君がために操を破りたるわれは、トロアスに向けて一せきの舟をだに出さゞりき。
一九〇六年板ワーナーの『英領中阿非利加アフリカ土人』には好んで鼠を食うが婦女や奉牲者に食うを禁ずとあり。而してムベワてふ小鼠殊に旨いそうで、小児ら掘り捉えあぶり食う四葉の写真を掲げ居る。
指を折って数えて、いったい幾週を経たのちに、船をとめる南アフリカ南端の港につくかを知りたいと思う。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「君、これはブラジルのじゃないね。南阿アフリカかね、英領ギニアかね」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)