“をりかさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
折重100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
退しさり人違ひにも候べし此長庵に於て御召捕めしとり相成あひなるおぼえ更になしと大膽だいたんにも言拔いひぬけんとするを捕方とりかたの人々聲をかけ覺えの有無うむは云ふに及ばず尋常じんじやうなはに掛れと大勢折重をりかさなりて取押へ遂に繩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
前伏まへぶしに、をとこひざせなのめつて、弱腰よわごし折重をりかさねた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
七八人投付なげつけたれども漸々やう/\折重をりかさなりて捕押とりおさ自身番じしんばんへ上られたりんでも大盜人おほどろばうにて手下てしたが百人ばかりもありと云はなしなり然れども表向おもてむきは一文もらひの袖乞そでごひをして居たと云などとうそにも理を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)