“ゑんじゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
84.6%
遠樹15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かは可恐おそろしさに氣落きおちがして、ほとんこしたないをとこを、女房にようばういて、とほくもない、ゑんじゆ森々しん/\つた、青煉瓦あをれんぐわで、藁葺屋根わらぶきやねの、めう住居すまひともなつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゑんじゆの蔭の教へられた場所へ、私は草の上からぐさりと鶴嘴をたたきこんだ。それから、五分もすると、たやすく私は掘りあてた、私は土まみれの髑髏を掘り出したのである。
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
西方に金の遠樹ゑんじゆのただふたつ深くかがやく何といふ木ぞ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
遠樹ゑんじゆは金のかぶとなり
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)