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わかば
ふりがな文庫
“わかば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
嫩葉
49.2%
若葉
46.2%
嫩棄
1.5%
嫰葉
1.5%
稚葉
1.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫩葉
(逆引き)
街路
(
とおり
)
には晩春の午後の
陽
(
ひ
)
が明るく
射
(
さ
)
して、町はひっそりとしていた。そこここの塀越しに枝を張っている
嫩葉
(
わかば
)
にも風がなかった。
指環
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
わかば(嫩葉)の例文をもっと
(32作品)
見る
若葉
(逆引き)
たけおは、ぼんやりと
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
って、あちらの
高
(
たか
)
い
木
(
き
)
の
若葉
(
わかば
)
が、
大空
(
おおぞら
)
にけむっているのを、
心
(
こころ
)
から、
美
(
うつく
)
しいと
思
(
おも
)
って、ながめていました。
花かごとたいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わかば(若葉)の例文をもっと
(30作品)
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嫩棄
(逆引き)
蛇は上へ上へと登って、やがて
微紅
(
うすあか
)
い
嫩棄
(
わかば
)
に覆われた梢に姿を隠して往った。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
わかば(嫩棄)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
嫰葉
(逆引き)
三度ばかりも湯をつぐうちに、急須の中の
嫰葉
(
わかば
)
がすつかりその持味を失つてゐることは、茶好きなもののよく經驗するところである。
短夜の頃
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
わかば(嫰葉)の例文をもっと
(1作品)
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稚葉
(逆引き)
雪も消えて、
榴
(
つつじ
)
ヶ岡
(
おか
)
の
枝垂桜
(
しだれざくら
)
も咲きはじめ、また校庭の山桜も、ねばっこい
褐色
(
かっしょく
)
の
稚葉
(
わかば
)
と共に重厚な花をひらいて、私たちはそろそろ学年末の試験準備に着手していた頃であった。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
わかば(稚葉)の例文をもっと
(1作品)
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