“どんよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
嫩葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛虫芋虫は嫩葉どんようを食むのみに非ず秋風を待って再び繁殖しいよいよ肥大となる。梔子くちなし木犀もくせい枳殻たちからの葉を食うものは毛なくして角あり。その状悪鬼の金甲を戴けるが如し。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ほの暗い叢林と嫩葉どんようとに覆われた、清流に源を発して、はるか今日にまで余韻を伝えている、こうした暴君たちの、無垢にして兇暴な行動への意欲の幾滴かをそこに認めるような気がする。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)