“稚葉”の読み方と例文
読み方割合
わかば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪も消えて、つつじヶ岡おか枝垂桜しだれざくらも咲きはじめ、また校庭の山桜も、ねばっこい褐色かっしょく稚葉わかばと共に重厚な花をひらいて、私たちはそろそろ学年末の試験準備に着手していた頃であった。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)