“わかいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若衆80.0%
車夫20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰌のお汁に玉子焼で……貴方召上らぬが一猪口いっちょこ酒をつけて持って来て……アハヽ一猪口が分らねえな可笑しい……尤も千万だ……何しろね若衆わかいしが来て居るからおまんまべさせて、お酒を飲ましておくれ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
若衆わかいしさんこちらへ。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今の腕車くるまに、私が乗っていたのを知って、車夫わかいしからで駆下りた時、足の爪をかれたとか何とか、因縁を着けて、端銭はした強請ゆするんであろうと思った。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
車夫わかいしはたった今乗せたばかりの処だろう、空車からぐるまの気前を見せて、ひとけで、顱巻はちまきの上へ梶棒かじぼうを突上げるいきおいで、真暗まっくらな坂へストンと摺込すべりこんだと思うと、むっくり線路の真中まんなかを躍り上って、や
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)