“りんじう”の漢字の書き方と例文
語句割合
臨終100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つは兄の臨終りんじうに間に合はなかつたことが、通知に手落ておちでもあつたやうに、彼が考へてゐるのだと思はれてゐるらしかつた。勿論彼は兄の生前に行きあはさなかつた事を残念に思つた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
今か/\とたのしみ居たれどあん相違さうゐして其後一かう手紙てがみも來らず此方このはうよりは度々たび/\文通ぶんつうすれども一度の返事へんじもなきにより今は吉三郎の母のおいねも大に立腹りつぷくをつと茂兵衞が臨終りんじう那程迄あれほどまでに頼みしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よるなり。二人、臨終りんじう寝椅子ねいすに青み、むかひゐて
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)