“りんじゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
臨終100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三井君は、死ぬる二、三日前まで、そのように気軽な散歩を試みていたらしい。三井君の臨終りんじゅうの美しさは比類が無い。
散華 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その母親は臨終りんじゅうのときに苦しい息の中から、世にも恐しい秘密を告げたそうです——わしは実はお前の母ではない。
遺伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
なんでも臨終りんじゅうのさいまで、もう一故国ここくかえりたいといっていたことが、会社かいしゃともだちの便たよりでらされると
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)