“ようちえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幼稚園85.7%
幼椎園14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
って、一頃ひところはよく彼女かのじょのところへあそびにかよって近所きんじょ小娘こむすめもある。光子みつこさんといって、幼稚園ようちえんへでもあがろうという年頃としごろ小娘こむすめのように、ひたいのところへかみりさげているだ。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いもを売ったり、玉子の仲買いをしたり、川魚を売ったりして、少しずつ新円を貯めていたのであろう、子供が幼稚園ようちえんにさげてゆく弁当入れのバスケットに、まだ五六百円の新円がはいっていた。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
まあちゃんは、幼椎園ようちえんからのかえりに、あおそらにそびえたたかいけやきのあげて、こまかいとがったえだかぜおとをさびしくききました。
秋のお約束 (新字新仮名) / 小川未明(著)