“ゆはず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弓弭30.0%
弓端30.0%
20.0%
弓弰10.0%
弓筈10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弓弭ゆはず清水しみずむすんで、弓かけ松の下に立って眺める。西にし重畳ちょうじょうたる磐城の山に雲霧くもきり白くうずまいて流れて居る。東は太平洋、雲間くもまる夕日のにぶひかりを浮べて唯とろりとして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ここに天の下平ぎ、人民おほみたから富み榮えき。ここに初めてをとこ弓端ゆはず調みつき一四をみな手末たなすゑの調一五たてまつらしめたまひき。かれその御世をたたへて、はつ國知らしし一六御眞木みまきの天皇とまをす。
照りわたる御弓みゆみゆはず
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
大昔日本武尊やまとたけるのみことが、ここに来て狩りをなされ、渇きをお覚えなされたが水がないので、弓弰ゆはずをもって岩をおさしになると清い泉が湧いた。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かがやく黄金御征矢こがねみそや弓筈ゆはずにつがひ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)