“ゆくみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行道60.0%
行路20.0%
行途20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ矢立やたての初めとして行道ゆくみちなほすゝまず。人々は途中に立ちならびて、後かげの見ゆるまではと見送るなるべし。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
受け口上のおもむきを聞き茫然ばうぜんと天をあふぎて歎息たんそくなし指屈ゆびをりかぞふればハヤ兩人出立しゆつたつなしてより今日は七日目なぬかめなり行路ゆくみち三日歸り路三日紀州表の調しらはやくして三日なり然ば九日くにちならでは歸り難し然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
実家さと様のお母様がさぬ仲でいらっしゃいましょう? 綾子様は御自分は死ぬより行途ゆくみちはないと仰しゃっていらっしゃいました位でございますから——
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)