“めいてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明哲44.4%
明徹33.3%
名鉄11.1%
明透11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうこの辺で名残なごりを惜しむ方が、明哲めいてつ気を保つ所以ゆえんだと気がつかなくてはならないはずです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
思想化に明徹めいてつな観念をあたえるのも、すべての人間に生きる悦びをあたえるのもやはり消化である。
土田どた名鉄めいてつの犬山口から分岐する今渡線の終点に近い。ちらとその駅をのぞいて、また右へ、ライン遊園地へ向けて、またまた驀進ばくしん驀進驀進である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
名鉄めいてつの電車を乗り捨てて、差しかかった白い白い大鉄橋——犬山いぬやま橋——のあざやかな近代風景の裏のことである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
玲瓏れいろう明透めいてつ、そのぶん、そのしつ名玉山海めいぎよくさんかいらせるきみよ。溽暑蒸濁じよくしよじようだくなつそむきて、冷々然れい/\ぜんとしてひとすゞしくきたまひぬ。倏忽たちまちにして巨星きよせいてんり。ひかり翰林かんりんきて永久とこしなへえず。
芥川竜之介氏を弔ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)