“明徹”の読み方と例文
読み方割合
めいてつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷光ひょうこう明徹めいてつの寒月 を見てそぞろに故郷をおもい、あるいはその凄じき清らかなる状態を想うて幾つかの歌が出来ましたが、その中の一、二を申せば
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
思想化に明徹めいてつな観念をあたえるのも、すべての人間に生きる悦びをあたえるのもやはり消化である。
そして、その間にかれが示した気魄きはくと機知と、明徹めいてつな論理と、そして自然のユーモアとは、異変に眩惑げんわくされていた塾生たちを常態に引きもどすのに大きな役割を果たしたのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)