“名鉄”の読み方と例文
読み方割合
めいてつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土田どた名鉄めいてつの犬山口から分岐する今渡線の終点に近い。ちらとその駅をのぞいて、また右へ、ライン遊園地へ向けて、またまた驀進ばくしん驀進驀進である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
名鉄めいてつの電車を乗り捨てて、差しかかった白い白い大鉄橋——犬山いぬやま橋——のあざやかな近代風景の裏のことである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
舟はさかのぼる。この高瀬舟の船尾には赤のわくに黒で彩雲閣さいうんかく奔放ほんぽうに染め出したフラフがひるがえっている。前にさおさすのが一人、うしろをこぐのが一人、客は私と案内役の名鉄めいてつのM君である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)