“みたまや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御霊廟38.9%
御霊屋33.3%
霊廟11.1%
御廟11.1%
霊屋5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太子の御霊廟みたまやにちかい一方の古壁に何やら無数の蜘蛛くものようにうごめいているものをみいだしてひとみを吸いつけられていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大僧正がお介添えまいらせて、予定のとおり御霊屋みたまやへご参拝が終わると、ご接待というのは塩花お白湯さゆがたった一杯。召し上がるか上がらないかに
霊廟みたまやの南おもての日のあたり氷は池にかがよひにける
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「役は馬廻り、食禄は百二十石、主人に心願のことがあって、日光の御廟みたまやへ参詣するところです」
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この霊屋みたまやの下に、翌年の冬になって、護国山ごこくざん妙解寺みょうげじ建立こんりゅうせられて、江戸品川東海寺から沢庵和尚たくあんおしょうの同門の啓室和尚が来て住持になり、それが寺内の臨流庵りんりゅうあんに隠居してから
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)